70年代~80年代といえば、アイドル全盛の時代です。今ではレジェンドと称されるような昭和アイドルに夢中になっていた、現在40代~60代の方々は多いのではないでしょうか。
昭和アイドルのレコードは、現在でも買取相場が高めに設定されています。どんなアイドルのレコードに価値が付いているのか、高く売る方法とあわせて詳しく解説しました。レコードのコレクション整理をお考えの方は、ぜひこの記事に注目してみてくださいね。
昭和に活躍したアイドルとは
まずは昭和の時代に活躍したアイドルの特徴を、アイドルの歴史とあわせてご紹介します。当時活躍していたアイドルについて遡ってみましょう。
70年代アイドル
70年代といえば、現代のアイドル像の祖を築いたアイドルが続々と誕生していた時代です。70年代前半には、天地真理や南沙織、麻丘めぐみ、小柳ルミ子、アグネス・チャンといった面々が、続々とデビューをはたしました。
70年代後半のアイドルを語る上で欠かせない存在といえば、ピンクレディーでしょう。当時としては珍しいセクシー路線のアイドルとして一世を風靡し、印象的な振り付けのダンスが注目を集めました。「ペッパー警部」「ウォンテッド」「SOS」といったナンバーは、現在もメディアなどで耳にする機会が多い曲です。
80年代アイドル
80年代前半を象徴するアイドルといえば、松田聖子と中森明菜が挙げられます。かわいらしいルックスと抜群の歌唱力をあわせもつアイドルとして、現代ではレジェンドともいえる存在です。男性アイドルに目を向けると、たのきんトリオやシブがき隊が活躍し、ジャニーズの勢力が急拡大した時期でもあります。
80年代後半にさしかかると、秋元康のプロデュースによる誕生したおニャン子クラブが、圧倒的な人気を獲得しました。工藤静香、渡辺満里奈、国生さゆりといった人気メンバーは卒業後もテレビ・映画の世界で活躍し、現在も根強いファンを多く抱えています。
昭和アイドルのレコード買取価格の相場
昭和アイドルのレコード買取価格は、アイドルやレコードのタイプ、希少性によって、大きく異なります。70年代~80年代のアイドル人気は非常に高く、大量の枚数のレコードがプレスされました。そのため、アイドルや楽曲の人気が高いレコードでも、買取価格は2,000円~10,000円が相場になります。
高値が付きやすいのは、むしろ最近になって復刻した限定版です。当時のレコードと比べて発行枚数が少なく、限定グッズが付帯することもあり、ファンの間では高値で売買されています。中には50,000円以上の値が付くレコードもあるため、比較的新しいレコードにも注目しましょう。
どんな昭和アイドルのレコードが高額買取される?
高額買取されやすい昭和アイドルのレコードの特徴は、以下の4つです。
<高額買取されやすい昭和アイドルのレコードの特徴>
・根強いファンのいるアイドル
・希少性が高い
・保存状態が良い
・付属品が揃っている
順番に詳しく解説しましょう。
根強いファンのいるアイドル
高く売れるレコードの条件として、需要が高いという点が挙げられます。現在も根強いファンを抱えているアイドルの場合、レコードへの需要も高く、高値での売却を期待できるのです。
希少性が高い
希少性の高さにも注目しましょう。たとえば、デビュー当時は鳴かず飛ばずだったものの、時間が経ってから売れたアイドルの場合、プレス数が少ないデビュー当時のレコードに高値が付くことがあります。また、マイナーアイドルや、アイドルから演歌歌手などに転向した歌手のレコードも高価買取されやすく、要注目です。
保存状態が良い
レコードやレコードジャケットの保存状態が良いものは、高く売れる可能性が上がります。汚れている場合はセルフクリーニングを行い、少しでも価値を高めておきましょう。ただし、無理な修理・修復をすると、余計に価値を損なう場合があり、逆効果です。
付属品が揃っている
歌詞カードや解説などの書類、袋、帯などの付属品が揃っていると、高く評価されます。たとえ破れたり汚れたりしていても、付属品は捨てることなく、レコードと一緒に査定に出しましょう。
レコードが高額買取されやすい昭和アイドルの例
レコードが高額買取されやすい昭和アイドルを、8人ご紹介します。いずれもアイドルとしての人気・実績に長け、現在も高い人気を維持している人ばかりです。これらのアイドルのレコードをお持ちの場合、高額に査定される確率が高いため、この機会に手放すことも検討してみましょう。
キャンディーズ(70年代)
1972年にデビューしたキャンディーズは、人気バラエティ番組「8時だョ!全員集合」へのレギュラー出演などで知名度を高めました。
「年下の男の子」「暑中お見舞い申し上げます」といった曲で一躍スターの座に躍り出るも、人気絶頂の1977年に解散します。このときの「普通の女の子に戻りたい」というセリフは、今も語り継がれる名文句です。
山口百恵(70年代)
スター誕生への出演をきっかけに1972年にデビューをはたした山口百恵は、「青い果実」で大胆な歌詞の曲を歌うアイドルとしての地位を確立します。「ひと夏の経験」「いい日旅立ち」などヒットを連発し、1979年の三浦友和との婚約発表・引退までを、全力で駆け抜けました。
松田聖子(80年代前半)
アイドルと聞いて、まっ先に松田聖子を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。男性のみならず女性からの人気も高く、「聖子ちゃんカット」は大流行しました。デビュー曲「裸足の季節」を筆頭に「青い珊瑚礁」「赤いスイートピー」など、ヒット曲は数え切れず、圧倒的な歌唱力も高く評価されています。
中森明菜(80年代前半)
かわいらしさを前面に押し出した松田聖子に対し、大人の女性としての一面を覗かせ、松田聖子と人気を二分した存在が、中森明菜です。大ヒットを飛ばした「少女A」ですが、中森明菜本人は当初この曲を拒絶していたという逸話も残っています。デビュー40周年を迎えた2021年には、30枚組のアナログボックスを発売したことでも話題になりました。
小泉今日子(80年代前半)
「キョンキョン」の愛称で親しまれている小泉今日子は、80年代~90年代までアイドルとしての全盛期を過ごし、現在は女優としても活躍しています。とくに80年代半ばには「渚のはいから人魚」「The Stardust Memory」「なんてったってアイドル」などのヒット曲を連発し、84年~87年までの3年間だけで、のべ9枚の登場週第1位シングルを誕生させました。
薬師丸ひろ子(80年代前半)
休業宣言前最後の作品である、映画「セーラー服と機関銃」で残した「快感」というセリフは、あまりにも有名です。音楽誌「レコード・コレクターズ」が選出した「80年代女性アイドル・ソング・ベスト100」には、薬師丸ひろ子の曲が4局ランクインしました。とくに映画作品と同名の「セーラー服と機関銃」は、80年代前半におけるアイドルソングの象徴のひとつです。
南野陽子(80年代後半)
18歳の誕生日と同時にデビューをはたした南野陽子は、ドラマ「スケバン刑事Ⅱ」への出演をきかっけに、トップアイドルの座を手にします。出演作品の主題歌でもある「楽園のDoor」をはじめ、「吐息でネット。」「あなたを愛したい」などのヒット曲があり、8曲連続でのオリコンランキング第1位を獲得しました。現在は、女優としても幅広く活動中です。
おニャン子クラブ(80年代後半)
現在の「坂道シリーズ」につながる歴史的なアイドルグループが、おニャン子クラブです。デビューシングルの「セーラー服を脱がさないで」は、アイドルソングの金字塔といっても過言ではないでしょう。新田恵利、国生さゆり、河合その子、渡辺美奈代、工藤静香といった人気メンバーを続々と輩出し、2002年に再結成をはたした際も、話題になりました。
まとめ
70年代~80年代はアイドルの全盛期で、アイドル史はおろか、音楽史に残るほどの名曲が続々と誕生しました。当時の歌声をそのまま現代に伝えているレコードは高値で売買されることも多く、近年発売された復刻版・限定盤にプレミアが付くケースも見られます。
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