1960年代にイギリスを中心にはじまったハードロックは、直情的な音を表現する音楽ジャンルとして、世界中で支持されています。レコード・CDの流通数も多く、コレクション整理のために売却をご検討中の方も多いかもしれません。
この記事では、ハードロックの歴史や有名アーティストに触れながら、買取価格の相場をお伝えします。高額買取を狙えるレコードの特徴や、査定額を上げるコツもあわせてご覧ください。
ハードロックとは
ハードロックとは、エレキギターを用いたロックサウンドの一種であり、ボーカルのシャウトや強烈なビートを特徴としています。まずはハードロックの歴史を簡単に振り返り、音楽的特徴やヘヴィメタルとの違いを解説しましょう。
ハードロックの歴史
ハードロックは、1960年代にイギリスを中心にはじまったとされます。初期のハードロックはサイケデリックやブルースを融合させたスタイルが目立ち、70~80年代に人気のピークを迎えました。「レッド・ツェッペリン」「ブラック・サバス」「ディープ・パープル」らが、ハードロックの代表的アーティストです。
ハードロックの音楽的特徴
ハードロックと頻繁に比較される音楽ジャンルが「ヘヴィメタル」です。ギターコードを中心に進行することが両者の特徴ですが、8ビートが基本のハードロックに対し、ヘヴィメタルはより多くのビートが刻まれます。歌詞に注目すると、ストリート的なハードロック・シリアスなヘヴィメタルといった違いが見られることも特徴的です。
ハードロックの有名アーティスト・名盤(レコード)
ハードロックの有名アーティストはたくさんいますが、ここでは日本国内でも知名度が高い4組のアーティストをご紹介します。彼らがもつ特徴や名盤を解説しながら、買取相場もご紹介しましょう。
レッド・ツェッペリン
■活動期間:1968年~
■出身:イギリス
レッド・ツェッペリンは、ハードロックの元祖として扱われることも多いアーティストです。特有のギターリフと重低音のサウンドが、多くの人を魅了しています。1969年にリリースされた「レッド・ツェッペリンⅠ」は、典型的なサイケデリックから民族音楽を取り入れた楽曲までが網羅された名盤です。希少なレコードの場合、14,000~15,000円前後での買取を見込めます。
ディープ・パープル
■活動期間:1968年~
■出身:イギリス
ディープ・パープルは、レッド・ツェッペリンと並ぶハードロックのパイオニアです。「ブラック・ナイト」「バーン」といった楽曲は、日本国内のCMソングにも採用されました。クラシックの要素を取り入れた試みも高く評価されており、希少なレコードは、20,000円以上で取引されています。
ブラック・サバス
■活動期間:1968年~2017年
■出身:イギリス
ブラック・サバスは、約50年にわたり、休止を挟まずに活動を続けた伝説的ロックバンドです。一貫して「恐怖」をテーマにした作品を作り続け、薄気味悪いほどのリフが、独自の世界観を生み出しています。「PARANOID」は彼らの出世作といえる1枚で、15,000円前後での買取を見込める名盤です。
キッス
■活動期間:1973年~
■出身:アメリカ
白塗りの化粧と奇抜な衣装でハードロックを奏でるキッスは、来日コンサートの開催歴も多い伝説的なロックアーティストです。「デトロイト・ロック・シティ」や「ラヴ・ガン」など数々の名盤を生み出し、レコードの発行数が多いものの、5,000~6,000円以上での買取を見込めます。
ハードロックレコードの買取相場
ハードロックレコードの買取相場は、人気アーティストのレコードで3,000~5,000円前後がつく場合があり、希少性によっては、10,000円以上の高値で買取されています。レコードシティ買取センターにおける過去の買取事例をまとめました。
【過去の買取事例】
アーティスト名 | タイトル | 買取価格 |
Black Sabbath | The Best Of Black Sabbath | 15,000円 |
Led Zeppelin | レッド・ツェッペリン登場(MT1067) | 15,000円 |
Kiss | 続・地獄の全貌(VIP-5504) | 12,500円 |
※上記相場価格は2022年記事公開時点のものです。
過去の買取事例と違いが出ている場合もございますので、
ご不明な点は、ぜひ一度お問合せください。
※ 掲載品は、美品であり「品番」「帯の有無と種類」「生産国」「製造年」等の条件を満たした品物です。
同じように見える品物でも、「製造年が違う」「帯がない」といった理由で価値がまったく異なります。
専門家が鑑定しないと分からないものもございます。お気軽にご相談くださいませ。
買取額は参考価格です。相場の変動により、表示金額と異なる買取額になることがございます。
その他の買取事例は、「レコード買取リスト」よりご確認いただけます。
高額買取されやすいハードロックレコードの特徴
ハードロックは人気ジャンルのひとつであり、世界中で多くのアーティストによるレコードが発行されてきました。なかでも高額買取されやすいハードロックレコードの特徴を、2項目にわけて解説します。
人気のあるアーティスト・曲&希少性が高い
国内外で人気があるアーティスト・曲であれば、高額買取を狙いやすくなります。とくに発行枚数が少なく、希少性が高いレコードは高額査定されやすく、10,000円以上の高値がつくことも珍しくありません。限定盤や、次に紹介するオリジナル盤などには、高額査定のチャンスがありますよ。
オリジナル盤や帯付きレコード
再販盤と比べて音質が良く希少な「オリジナル盤」や、日本で販売された「帯付きレコード」も、高額買取されやすいレコードです。これらの条件にあてはまるレコードにこだわって収集するコレクターも多く、需要を見込めるため、高く査定されています。
保存状態が良く、付属品が揃っている
保存状態も確認しましょう。レコードに傷や汚れがなく、ジャケットに破れや色褪せがない、できるだけ新品に近い状態のレコードは、高く評価されます。また、前述した「帯」や「歌詞カード」などの付属品も評価対象となるため、レコードと一緒に査定に出すことが大切なポイントです。
ハードロックレコードを高く買い取ってもらうための2つのコツ
大切なハードロックレコードを売却するからには、1円でも高く買い取ってもらいたいものですよね。そこで、買取価格を引き上げるための2つのコツをご紹介します。焦って査定に出す前に、ご一読ください。
ハードロックレコードを得意としている買取業者に査定を依頼する
買取業者にも、得意分野とそうでない分野があります。ハードロックレコードを多く扱っていて、ハードロックファンが集まるお店のほうが、査定価格が高くなりがちです。まずはハードロックレコードの買取実績が豊富な業者をいくつか見つけて、可能ならば複数の業者による査定を受けましょう。
複数のハードロックレコードをまとめて買取査定に出す
レコードは1枚だけ売るよりも、まとめ売りしたほうが、高く査定される傾向にあります。とくにジャンルを固めた状態でまとめ売りすると評価額が上がるため、複数のハードロックレコードをまとめて買取査定に出しましょう。値段をつけにくい状態のレコードも、まとめ売りなら、買取に応じてくれることもあります。
まとめ
1960年代にはじまったハードロックは、ボーカルのシャウトや強烈なビートを特徴としたロックの一種です。「レッド・ツェッペリン」や「ディープ・パープル」など、多くの世界的で個性的なアーティストがハードロックを演奏してきました。
レコードシティ買取センターは、ハードロックレコードの取り扱い実績が豊富な買取店です。この記事で取り上げたアーティスト以外でも、内容によっては高額買取を実現させられます。便利な宅配買取にも対応しているので、レコードの売却をご検討中なら、ぜひ当店をご活用ください。
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