音楽好きな人をしばしば悩ませているのがCDの保管場所です。どんどん溜まっていくCDはつい無造作に保管してしまいがちで、保管方法を誤るとディスクが壊れてしまうおそれがあります。
今回は、CDを正しく保管する方法を4つのポイントに絞って解説します。また、CDに適した保管場所や、CDをオシャレに見せる収納術も紹介していきますので、CDの取り扱いに困っている方はぜひ参考にしてください。
CDの保管方法にも注意すべき理由
CDのデータが書き込まれている記録層は、紫外線や温度差、湿気を弱点としています。こういった記録層にとって劣悪な環境でCDを保管していると、データが消えて音楽を再生できなくなったり、音飛びの原因になってしまったりするため要注意です。
CDはレコードやカセットとは違い、音楽再生によって生じる劣化や傷みなどがありません。そのため、保管方法にさえ注意していれば、いつまでも音楽を楽しむことができます。これからご紹介する4つのポイントを守り、大切なCDを守りましょう。
CDの正しい保管方法は?押さえるべき4つのポイント
CDの正しい保管方法として押さえておきたいのは、以下の4つのポイントです。
<CDを正しく保管するための4つのポイント>
・1:クリーニングしてから保管する
・2:直射日光・高温多湿を避けて保管する
・3:ハードケースに入れ、立てて保管する
・4:データをバックアップしておくと安心
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1:クリーニングしてから保管する
記録層に汚れや指紋がつくと、その影響でCDを再生できなくなります。保管する前に、まずはディスクの表面をメガネ拭きなどでクリーニングしましょう。クリーニングが終了したら、ラベルと端に指を当てて持ち、指紋をつけないよう注意しながらケースに収納してください。
2:直射日光・高温多湿を避けて保管する
ディスクの記録層は紫外線や高温多湿に弱いため、直射日光・高温多湿を避けて保管しましょう。特に車の中は直射日光を避けたとしても高温になりやすいため、車内でCDを保管している人は要注意です。紫外線はディスクのみならず、歌詞カードなどを傷める原因にもなってしまいます。
3:ハードケースに入れ、立てて保管する
場所を取らない不織布のケースも販売されていますが、不織布のガサガサした部分がディスクに干渉して傷付けるおそれがあるため、極力ハードケースに収納して保管しましょう。また、横に重ねるとCDが反る原因になるため、ハードケースは立てた状態で保管することも大切です。
4:データをバックアップしておくと安心
いくら丁寧に保管していても、紫外線や日光を100%遮断することは叶いません。時間とともにCDは少しずつ劣化してしまうので、大切なデータは定期的にバックアップを取っておきましょう。バックアップを取ることで、CDに万一のことがあったとしても音源そのものは守ることができます。
CDに適した保管場所
前述のとおり、直射日光や高温多湿などの環境ではCDが劣化してしまいます。そのため、以下の2つのどちらかでCDを保管するのが無難といわれています。
<CDに適した保管場所>
・自宅の風通しが良い場所
・トランクルーム
まずは自宅での保管を考えることをおすすめしますが、適切な場所が見当たらないといった場合はトランクルームを借りるという手もあります。ここからは、上記2点の保管場所・方法について詳しく解説していきます。
自宅の風通しが良い場所
高温多湿を避けるために、できるだけ風通しの良い場所でCDを保管することが大切です。たとえばリビングの場合、温度管理が適切に行われているほか、換気の機会も多く、CDの保管場所にはふさわしいといえます。
押入れやクローゼットの中は直射日光が当たりにくい反面、湿気が溜まりやすいため対策は必須です。また、屋外の物置は温度差が生じやすく、湿気にもさらされやすい環境なので、CDの保管場所としてはおすすめできません。
トランクルーム
自宅に適切な保管場所が見つからない場合や、収納スペースがない場合は、トランクルームを借りるという選択肢が有効です。CDを保管するためにトランクルームを借りる際は、以下の条件を満たしているトランクルームを選びましょう。
<CDの保管に適したトランクルームの特徴>
・高温多湿や湿気を避けられる「屋内型」である
・有人もしくは遠隔で監視・管理されている
・自分自身でいつでもCDの出し入れが可能
・24時間空調の管理が効いている
CDの劣化を防ぐためには、24時間体制でエアコンが稼働している屋内型のトランクルームを選びましょう。自分の好きなタイミングでCDの出し入れができるトランクルームや、警備体制が整っているトランクルームなら、大切なCDも不安なく預けられます。
CDをオシャレに見せる収納術
CDを大切にコレクションしている人は、単に保管するだけではなく、できるだけオシャレに見せる収納をしたいと考えるはずです。ここからは、おすすめのオシャレな収納術を3つ紹介していきますので、自分に合った方法があればぜひ実践してみてください。
ウォールシェルフに並べる
ウォールシェルフを壁に取り付けて、その上にCDを並べるという収納術は特におすすめです。傷みにくいようにハードケースごと立てて収納できますし、並べ方を変えればジャケットが見えるように収納することも可能です。ストッパーを用意しておけば、地震などのアクシデントが発生しても崩れにくくなります。
回転ラックに収納する
CD専用の回転ラックを使えば、あまり幅を取ることなく多くのCDを収納できます。まるでCDショップのような景観をリビングや自室に持ち込めるので、スタイリッシュかつ機能的にCDを保管したいという人におすすめです。
ボックスに収納する
CDのサイズに合ったボックスに収納する方も少なくありません。ボックスの大きさにもよりますが、10枚以上のCDをまとめて立てた状態で保管できるため、高温多湿・直射日光を避ければCDの劣化を抑えることが可能です。また、ほかの収納方法と比べて移動が簡単なこともメリットといえるでしょう。
まとめ
CDに刻まれている記録層は、直射日光や気温の変化、そして湿度に弱いため、保管の際は事前の対策が必要です。あらかじめディスクのメンテナンスを行い、CDが傷みにくい場所を選んで保管しましょう。
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