新品の時には問題なくレコードが聞けていたのに、時が経つとともに劣化して聞き取りにくくなってしまうことがよくあります。
ただ雑音のように入っていると、良い曲もストレスを感じながら聞かなければいけなくなってしまいます。
正直どうにかできるのであれば、ノイズを取りたいと思っている方もいるのではないでしょうか。
こちらではノイズが出てしまう原因やどうやって取り除けば良いのか紹介していきます。
■多い原因として小さいゴミが付着していること
目に見えるような大きなゴミがレコードに付いているのであれば、これが原因で聞き取りにくくなっているとすぐにわかります。
しかし、ほとんど目では確認できないような、細かいホコリも原因になり、変な音を出してしまうのです。
機器に入れる時には問題ないように見えているため、そのままレコードをかけてしまいますが、後から変な音になり厄介でもあります。
CDでも裏面が汚れていると音飛びが起きてしまいますが、同じようにレコードも精密にできているため、小さいゴミでも反応してしまいます。
溝がありそこにホコリが入ってしまうと、どうしてもこの現象が起きてしまうのです。
■ほかにもある原因
ホコリだけでなく、さまざまなことが原因となってノイズにつながってしまうことがあります。
特にずっと聞いているうちに、音溝に油分が蓄積してしまう場合もあります。
すぐにきれいにしていて溜まらないようにしていれば問題なくても、毎回のようにレコードの溝をきれいに拭き取っている人は少ないのではないでしょうか。
すると、酸化が起き固まってしまうので、変な音とともに音楽が鳴ってしまうということにつながります。
ホコリであれば拭き取ればなんとか溝もきれいになって音も通常通りになりやすいですが、オイルが固まってしまうと取り除くのも難しくなります。
レコードを置く場所も部屋の状態の良いところであれば長持ちしますが、窓際やじめじめしやすい場所の場合カビが生えやすくなるので注意が必要です。
カビが生えてしまったら、その部分が読み込みできなくなってしまうためノイズの原因となってしまいます。
通気性が悪く湿気を呼びやすい部屋や場所は避け、良い状態を保てる場所に保管しないと何回もカビが発生してしまいます。
■ノイズが起きたらもう捨てなければダメ?
レコードを聞いていてノイズが気になりストレスに感じてしまうと、もう捨てなければいけないのではないかと思ってしまうかもしれません。
確かに気になりますが、捨てなければいけないことはなく対処方法もあります。
まずは溝をきれいにすることが大切ですので、レコードに付いている汚れを拭き取りましょう。
ティッシュなどで簡単に拭いてしまうと、逆に細かい傷を作ってしまい良くありません。
細かいゴミは、レコード専用のクリーナーを使ってみましょう。
それだけでもゴミがある程度スッキリと取れるため、クリアに聞こえるようになる可能性が十分にあります。
もし原因が油が酸化したこびりついているなどほかに原因がなければ、だいたいはきれいな音になります。
■さまざまな汚れや原因を取るなら洗剤を使おう
レコードに洗剤を使っても音は大丈夫かと心配してしまうかもしれませんが、中性洗剤であれば問題ありません。
しかも、油の汚れも必ずすべてが取れるわけではありませんが、中性洗剤を使うことである程度落とせます。
多少の汚れであればほとんどがスッキリと落ちるため、助かるでしょう。
まずはぬるま湯で表面の落とせるゴミはすべて流し、中性洗剤でレコードに傷を付けないように洗いきれいに流して拭き取ります。
ただ拭き取っただけではまだ湿った状態ですので、少し乾燥させてから音を出してみましょう。
今まで気になっていたノイズが、きれいに聞こえるようになります。
■レコードのみきれいにすればいいわけじゃない
ノイズが聞こえるのは、レコード本体の音溝が悪いからだと感じてしまう方も多いでしょう。
当たってはいるのですが、実は原因はそこではありません。
レコードを保管するために入れる内袋の交換が必要で、実はこの中にホコリなどが溜まっています。
目には見えにくい部分ですし、この中にレコードを入れたら保護されて安心と感じてしまいます。
しかし、実際には使っていくうちに細かいホコリが溜まり、それがレコードにも付いてしまうのです。
特にポリ袋は静電気も起きやすくなってしまうので、紙製の袋を購入して定期的に袋は交換してあげるようにするだけでも違います。
■まとめ
歌を楽しみたくても、ノイズが入ってしまうとそちらに気が取られてしまいます。
細かいホコリや油汚れの蓄積など、さまざまなものが原因となってノイズが入ってしまうので定期的にお手入れが必要です。
できる限り毎回きれいにクリーナーで拭いてホコリを落としてあげ、しっかりと汚れを落としたい時には中性洗剤を使ってきれいにしてあげましょう。
静電気などを防ぎホコリをなるべく付けないようにするためには、内側の袋を交換して清潔を保つのも重要です。
■買取のご相談はお任せください!
レコードシティでは、レコード・CDはもちろん、