ここ30年で音楽の聴き方に大きな変化が見られています。
1980年代にはレコードとカセットテープが主流でしたが、90年代になるとCDの需要が増えていきました。
そして、2010年頃から1曲ずつ購入できるダウンロードが拡大し、最近では月額制でいろいろな音楽が聴き放題のサブスクリプションを利用する人もいます。
若い世代ほどダウンロードやサブスクを選択する傾向が高いですが、それでもCDの需要は低いものではありません。
■CDを買う理由とは
ダウンロードやサブスクリプションで手軽に音楽を入手できる時代になってから、CDの売上は落ち込んでいます。
そのため、若い世代の中には「CDを買う意味がわからない」という人も増えているようです。
今でもCDを買い続ける理由は人によってさまざまですが、ジャケットをコレクションしたい、CDに付いてくる特典を受けたい、アーティストの売上に貢献したい、CDでしか聴けない曲がある、マイナージャンルなのでダウンロードやサブスク対応していないなどが挙げられます。
特定のアーティストを推しているわけではなく、いろいろなジャンルの音楽を幅広く聴きたいという人にはサブスク人気が高く、対して特定のアーティストを強く応援している人ほどCDを買う傾向にあるのは間違いないでしょう。
■聴かなくなったCDは売れる
もう聴かないCDは中古品として売ることができますが、ダウンロードやサブスクで聴いていた音楽は売却できません。
もちろん資源ゴミとして処分してしまうこともできますが、ディスクに割れなどがなく再生可能なCDであるなら買い取ってもらったほうが良いでしょう。
買い取ってもらうには、CD買取に対応したリサイクルショップを利用することです。
インターネットで探してみると買取業者はたくさんヒットするので参考にしてみてください。
最近では宅配買取を行っている業者も多いので、遠方でも数が多くても宅配で買い取ってもらうことができるのがメリットです。
宅配の送料、査定手数料、キャンセル返送料に関しては業者ごとに異なりますが、すべて無料で対応しているところもあるので、気軽に利用するならサービスが充実している業者を選ぶのがおすすめです。
■買取相場はどのくらい
CDの査定額は需要と供給によって決まるので、原則として相場はないと思って良いでしょう。
たとえば、古くて需要もない商品なら0円~50円ほどが買取目安になります。
買取金額を期待するというよりも、処分の手間を省くことやいくらかでもお金になれば・・・という気持ちで利用するのがおすすめです。
逆に、古くても需要があれば定価を超える査定額が付けられることもあります。
アーティストの人気によって査定額が左右されると考えても良いですが、若い世代に人気のアーティストであれば、ほとんどの曲がサブスクやダウンロードに対応していることと若い世代のCD離れによって需要がないので査定額が低くなる傾向があります。
また、需要と供給は各買取業者によって変わるので、買取利用前に査定額を調べてみるのが良いでしょう。
■業者ごとに調べる需要と供給
買取してもらいたいCDの需要を調べるには、買取業者ごとに査定をしてもらうのが一番です。
一般的にはレコードやCDといったオーディオ製品を専門的に扱う業者ほど高値が付けられやすいとされています。
利用者としては、全国区で多くの店舗を構える買取店のほうが気軽で使いやすいですが、査定員に専門性がないと買いたたかれてしまうこともあるので注意しましょう。
特に古くてマイナージャンルほど専門業者を利用したほうが良いとでしょう。
複数の業者の査定額を調べる時に利用したいのが、事前査定です。
事前査定とは、売りたい商品の概要をメールなどで伝えることで、概算査定をしてもらうことです。
もちろん正式な査定額は実物を確認したうえで出されますが、事前査定してもらえば、どこの業者で売るかの判断にできます。
すべての買取業者が事前査定に対応しているわけではないですが、およその金額を聞くだけ聞いてみても良いのではないでしょうか。
■高く買い取ってもらうためにしておきたいこと
CDの査定に大きく影響するポイントは、アーティストの人気やCDの在庫数などですが、状態や付属品によっても変わります。
たとえば、ケースやディスクに手垢やホコリが付いていると、それだけで査定額が下がります。
中古品とはいえ、汚い商品を買いたいと思う人はいないでしょう。
査定への影響という理由だけではなく、マナーとしてきれいにしてから買い取ってもらってください。
また、付属品が揃っていたほうが高価査定が期待できます。
たとえば、限定版に付属していたステッカーやポストカードなどがあれば、あわせて査定してもらいましょう。
付属品がないという場合でも、ディスク、歌詞カード、ジャケットだけでも揃っていれば買取は可能です。
逆に、この3点が揃っていないと買取不可の業者も多いので注意が必要です。
■まとめ
現在サブスクなどで気軽に音楽が聴けるため、CDの需要が下がっており、限定版などでなければあまり高価買取は期待できないかもしれません。
ただ、少しでも高価買取のための工夫はできますので、ぜひ参考にしてみてください。
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