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円盤太郎特別企画ーアナログ・レコードは永遠に不滅です!第3回:今さら訊けない…「レコードってなに?」シングル編

アナログ・レコードは永遠に不滅です!(3)

 かつてCDが音楽市場を席巻した時、消滅の危機に瀕したのがアナログ盤。ところがどっこい、姿を消し始めたのはCDで、レコード人気が再燃している。新作のみならず名盤再発も活性化され、半世紀以上昔に発表されたオリジナル盤やレア盤にいたってはプレミア価格を超えて投資対象にまでなり始めている。その魅力って? それを満喫するには? 宝物に磨きをかけるにはどうすればいいの? という方法までを紹介していこう。

第3回 今さら恥ずかしくて訊けない… レコードってなに? シングル編

 「シングル」という言葉から想像できるように、本来は1曲を示すはず。でも、CDと違ってアナログには表と裏(一般的にはA面とB面)があり、通常は少なくとも2曲が収録されていることになる。それでもシングル・ヒットといえば、そのA面がヒットしたということなんだが、希に裏面の方が受けてしまって、途中でジャケットが替わってしまった… なんてことも頻繁に起こったもの。また、「両面ともヒットする可能性がある」なんて発想で発表されるとき、特に海外でよく耳にするんだが、ダブルAサイドなんて呼ばれ方をすることもあった。いずれにせよ、原則としてシングル盤とは表と裏に各1曲収録されたものと考えるのが妥当でしょうね。
(時には、曲が短すぎて片面に2曲なんてことも例外的には起こるので、あしからず)

 そのフォーマットは、45回転で再生される直径7インチ(17cm)のディスク。基本的なパターンは真ん中にレコード・プレイヤーの軸、直径約7mm程度の穴が開けられているものか、それが約38mmほどのものかに大別される。後者を日本ではドーナツ盤と呼んでいるんですが、これはもともとジュークボックス用に開発されたもので、円錐状のアダプターにレコードが自動的に落とされると、うまく固定されるというところから来ているような。加えて、その中間に当たるもので、取り外し可能なアダプターがもともとくっつけられているタイプも存在する。

シングル盤の穴の大きさ

 たいていの場合、レコード・プレイヤーを購入すると、必ずドーナツ盤用のアダプターが付属しているんだが、ゆっくりと自宅で聴く分にはこれで充分。でも、45をこよなく愛するDJたちが好んで使っているのは円錐状のもので、その理由はDJが人間ジュークボックスのようなものだから… かも。だって、簡単にターンテーブルにのせられるので好都合なのだ。ちなみに、これは当サイト、Record Cityでも購入可能です。

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 1958年前後からこのシングル盤が78回転SPに取って代わるようになるんだが、サラリーマンの平均月収が16000円ほどだった時代に300円(LPは1800円)と、めちゃめちゃ高価だったことから、その当時、同じサイズで33回転によるEP(Extended Play)、あるいはコンパクト盤と呼ばれるものが販売されていた。シングル盤よりは少し高めの値段設定で、今で言うミニ・アルバム的な要素があったんだろう。音質は若干劣るんだけど、たくさんの曲を楽しむことができた。でも、経済成長につれて国民生活が豊かになると、このタイプは徐々に姿を消していくことになる。

 シングル盤のジャケットはサイズのこともあって、それほどデザイン的に面白くはないかもしれない。が、数々の著名アーティストの作品がけっこう使われているのに驚かされるのだ。『同棲時代』の大ヒットで知られる上村一夫を使った北原ミレイの『ざんげの値打ちもない』や横尾忠則による藤竜也の『茅ヶ崎心中』、『赤色エレジー』の原作者、林静一はそのシングルや、後にそれを歌っているあがた森魚が原作をベースに初監督して作った映画『僕は天使ぢゃないよ』のサウンドトラック盤ジャケットのみならず、そこからカットされたシングルでもフィーチャーされている。

北原ミレイ ざんげの値打ちもない
北原ミレイ - ざんげの値打ちもない - RECORD CITY

北原ミレイ - ざんげの値打ちもない|7インチ
 ざんげの値打ちもない/その時花はアカシアだった ...

 LPと同じようにジャケット(スリーブ)に入れられたタイプもあるのだが、最もポピュラーなのはディスクはレコード会社独自の内袋に入れて、約17cm印刷物を入れるタイプ。片面をジャケットにして裏に歌詞カードや楽譜、解説を入れるタイプもあれば、4ページ構成でA面とB面用に独自にデザインしたものを両方使えるようにしたものもあった。これなんぞ、大ヒットした片方になれていて、裏を知らないと間違えて二度買ってしまうといったこともあるので気をつけないといけない。

美空ひばり 真赤な太陽/やさしい愛の歌

広田三枝子・小山ルミ

 また、歌謡曲全盛時代にはピンナップ型もあった。売られているときにはその半分しか見えないし、それで絵的には充分なんだけど、購入して広げてみると、けっこうナイスなポスターとして使えるような感じ? このタイプ、中古で買うと画鋲の後がみつかるものもあるのだが、もちろん、それはこのピンナップをお部屋に飾っていたんでしょうね。

 シングル盤の売り上げやラジオのオンエアー率でヒット・チャートが騒がれ始めると、音楽産業もヒットを生み出すために様々な知恵を絞り出していく。それがアルバム・セールスにも跳ね返ってくる… というので、その動きを先取りしていたのがイギリスだった。まずは、レゲエのダブに触発されたリミックスやエクステンデッド(単純に長めのミックス)盤が登場し、同タイトルのシングルを7インチだけではなく、LPと同じサイズの45回転12インチでも発表。当然ながら、後者の方が音質が向上し、クラブなどの主流となって、それがさらにマーケットを拡大していく。

ピクチャー・ディスクと変形ディスク

 と、思えば、透明の塩化ビニールを使って両面の間にプリントされた絵や写真を挟み込むピクチャー・ディスクから変形ディスクなども姿を見せている。あるいは、限定盤を謳った特殊パッケージ版。これなんぞファンであれば、思わず手を出してしまうだろう。下手をすると、同じタイトルのシングルがまた売れることになる。いわば、握手券ほしさに何枚もCDを買わせたAKB48の戦術を先取りしていたんだろう。が、そのCDがゴミとなっていったことに憤慨している方々もいっぱいいたが、きわめてレアな前者はコレクターの宝物となっていくのだ。

ホワイト・スネイクとティナ・ターナーの変形ディスク

 

Fine Young Cannibals

 

ハウスマーティンズの変形ピクチャー・レコード

 ちなみに、LPに関して言えば、ピクチャー・ディスクは存在するが、変形ディスクにお目にかかったことはない。当然でしょうな。ターンテーブルからはみ出したら、再生できないってのが理由。まぁ、どこかで奇想天外なレコードを作りたいと思うようでしたら、ぎりぎりのサイズで試してみるのも可能でしょうけど。

 次回は「レコードってなに?」のラスト。アルバムからLPってのはこんなものね。って、感じで迫ってみましょうかね。

文責:円盤太郎(実は、花房浩一)

連載コラム【アナログ・レコードは永遠に不滅です!】は毎月下旬の更新です。
次回もお楽しみに!

 

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