レコードの種類のひとつに「LPレコード」があります。LPレコードは「EP」「SP」と比べて高額買取されやすいため、売却予定のレコードにLPが混ざっている場合は要注目です。
この記事では、LPレコードの特徴や見分け方、買取相場などをお伝えします。高く買い取ってもらうためのコツもご紹介するので、レコードを査定に出す際の参考になさってくださいね。
LPレコードとは
LPレコード(LP盤)とは、レコードの種類のひとつです。LPは「Long Playing」の略で、両面合わせて1時間の長期収録ができます。アルバムに使われることが多いタイプなので、「レコード=LP」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。
LPレコードはEP・SPより高額買取されやすい
結論として、レコードは、LP、SP、EPの順番で高額買取される傾向にあります。LP盤は収録時間が長く、アルバム作品が多く販売されたことが特徴です。1枚のレコードで多くの曲を聴きたいという需要を満たせるため、高く評価されています。
収録時間が短いEPレコードは、販売当時からLPレコードより価格が安価だった影響もあり、中古市場においてもLPより安く取引されがちです。素材が割れやすいSPも安価に査定される傾向にありますが、希少性そのものは高く、コンディションが良ければ、高額で売買されています。
LPレコードの買取相場
LPレコードの買取相場は、アーティストや曲の人気度合いや希少価値、保存状態により異なります。流通した枚数が多ければ500~600円が相場ですが、希少価値が高いものならば、1枚に数十万円の価値が付くことも珍しくありません。
参考までに、買取事例をいくつかご紹介します。
【LPレコードの買取事例】
アーティスト |
タイトル |
買取価格 |
ザ・ビートルズ |
A Hard Day's Night (初回半掛け帯仕様, 赤盤OP7123) |
200,000円 |
ザ・ビートルズ |
Let It Be (赤盤 AP9009) |
高額(ASK) |
ザ・ビートルズ |
White Album (Mono EAS67157) |
高額(ASK) |
ザ・ビートルズ |
Sweet Apple Trax 3(BL8106) |
高額(ASK) |
ザ・ビートルズ |
Meet The Beatles (オデオン赤盤 OR8026) |
高額(ASK) |
ジミ・ヘンドリックス |
ボールド・アズ・ラヴ(SLPM1398) |
120,000円 |
フー |
エキサイティング・ザ・フー(SLPM1385) |
60,000円 |
Sonny Clark |
Cool Struttin’(BLP1588) |
ask |
ピンク・フロイド |
サイケデリックの新鋭(OP8229) |
高額(ASK) |
ビートルズのASK盤については、ぜひお問い合わせください。また、その他の買取事例は、「レコード買取リスト」よりご確認いただけます。
※上記相場価格は2022年記事公開時点のものです。
過去の買取事例と違いが出ている場合もございますので、
ご不明な点は、ぜひ一度お問合せください。
※ 掲載品は、美品であり「品番」「帯の有無と種類」「生産国」「製造年」等の条件を満たした品物です。
同じように見える品物でも、「製造年が違う」「帯がない」といった理由で価値がまったく異なります。
専門家が鑑定しないと分からないものもございます。お気軽にご相談くださいませ。
買取額は参考価格です。相場の変動により、表示金額と異なる買取額になることがございます。
高額買取してもらえるLPレコードの特徴
高額買取してもらえるLPレコードは、以下のような特徴を備えています。 <高額買取してもらえるLPレコードの特徴> ・希少性が高い ・帯ありレコード ・保存状態が良い ・付属品が揃っている それぞれの項目を詳しく解説しましょう。
希少性が高い
希少性の高いLPレコードほど、高く買取されています。たとえば人気アーティストが無名時代にリリースしたLPレコードは生産数が少なく、マイナーな曲に高値が付くことも珍しくありません。そのほかにも、限定盤やオリジナル版も高値で取引されています。
帯ありレコード
レコードの端に付いている、曲目などを主に日本語で表記しているカードが「帯」です。帯は日本独自のレコード文化で、海外販売のレコードには取り付けられていません。外国人から見ると、帯ありレコードは希少性が高く、高額買取を期待できます。
保存状態が良い
保存状態の良し悪しも、買取価格を左右します。レコードに付いた傷や汚れが少ないLPレコードほど保存状態が良いと判断されやすく、高値での売却が可能です。レコードそのものだけでなく、ジャケットに破れや書き込み、日焼けがないことも、高額買取されるための条件といえます。
付属品が揃っている
LPレコードの付属品には、歌詞カードや帯、ポスターなどのおまけがあります。これらの付属品も査定対象になるので、レコードを査定に出す際は、付属品も必ずセットにしましょう。仮にコンディションが悪かったとしても、付属品がないよりはあったほうが、高値で売りやすくなります。
LPレコードを高く買い取ってもらうための2つのポイント
残念ながら上記に該当するようなLPレコードが手元になくても、以下のポイントを満たせば、高値で売却できる可能性が高まります。 <LPレコードを高く買い取ってもらうための2つのポイント> ・信頼できる買取業者に査定を依頼する ・複数のLPレコードをまとめて買取査定に出す このポイントを意識するかどうかで、LPレコードの査定価格は大きく異なってきます。できる限り高値で売るためのコツを活かして、大切なLPレコードを正当に評価してもらいましょう。
信頼できる買取業者に査定を依頼する
LPレコードの買取実績が豊富な買取業者を選ぶことが、第1のポイントです。レコード専門店ではないリサイクル業者を利用すると、査定スタッフがLPレコードの価値に気付けない場合があります。レコードに関する知識が豊富なスタッフが在籍している、信頼できる買取業者に査定を依頼しましょう。
複数のLPレコードをまとめて買取査定に出す
LPレコードは1枚だけ査定に出すよりも、まとめて査定に出したほうが高く評価されます。買取業者としては、できるだけ多くのLPレコードを集めたいため、大口の顧客を優遇するのです。まとめて査定に出すと、ほとんど価値のないLPレコードにも値段を付けてもらえる可能性が上がります。
これってLPレコード?レコードの種類の見分け方
ご自身がお手持ちのレコードがLPレコードなのか、それ以外の種類なのかわからない方も多いでしょう。そこで、LPレコードとその他のレコードを比較する表をご用意しました。
【LPレコードの見分け方】
レコードの種類 |
LPレコード |
EPレコード |
サイズ |
12インチ(30cm) |
7インチ(17cm) |
回転数 |
33と1/3回転/分 |
45回転/分 |
再生時間 |
両面で約1時間 |
片面に約5~8分 |
もっとも見分けやすいポイントは、サイズです。LPレコードは30cmほどの大きさですが、EPレコードはLPと比べて約半分となる17cmです。サイズが大きく、再生時間の長いレコードは、LPレコードと考えると良いでしょう。
まとめ
レコードにはいくつかの種類があり、とくに高く評価されやすいのが、LPレコードです。LPレコードのサイズは約17cmで、両面合わせて1時間程度の収録が可能なため、ほぼすべてのアルバム曲がLPレコードに収録されています。 LPレコードの売却をご検討中なら、レコードシティ買取センターにご相談ください。長い鑑定歴をもつスタッフがレコードの希少性を細かく確認し、損をさせない査定を行います。宅配買取の送料・キャンセル料も無料なので、お近くに当店がないお客さまも、ぜひご利用くださいませ。
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