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円盤太郎特別企画ーアナログ・レコードは永遠に不滅です!第1回:再発見されるアナログの魅力

アナログ・レコードは永遠に不滅です!(1)

 かつてCDが音楽市場を席巻した時、消滅の危機に瀕したのがアナログ盤。ところがどっこい、姿を消し始めたのはCDで、レコード人気が再燃している。新作のみならず名盤再発も活性化され、半世紀以上昔に発表されたオリジナル盤やレア盤にいたってはプレミア価格を超えて投資対象にまでなり始めている。その魅力って? それを満喫するには? 宝物に磨きをかけるにはどうすればいいの? という方法までを紹介していこう。

第1回 アナログ・レコードの魅力を再確認

 まずはアンプのスイッチを入れて、ジャケットから抜き出したレコードをターンテーブルにのせる。アンプが暖まるのを待つ間に、グラスにワインでも注いで... ゆっくりと針を下ろして、スピーカーから流れ出る音楽に身をまかせると、至福の時間が訪れる。幸せってのはこうゆうことなんだろう。仕事を終えた夜、あるいは、休日に音楽を聴いていると、そう思えてくる。このものすごく贅沢な時間の過ごし方が、かつて「趣味は?」と問われて答えとなっていた「レコード鑑賞」だったのかもしれない。

 しかも、そのサウンドの素晴らしいこと。ヴォーカリストの息づかいやミュージシャンたちが奏でる楽器にのせた想いまでが身体に染みこんでくるような... それは録音された場や時代の空気に包み込まれるような感覚に近い。で、このピアノは誰だったっけ? とクレジットを確認し、「そうかぁ、やっぱりこの人は一味違うなぁ」なんぞと納得してみたり... あるいは、ジャケット・アートに目を移して、音楽の情景を思い浮かべたりもすることになる。

 それを当たり前に体験しているアナログ・ファンからすれば、80年代初めにCDが姿を見せた頃に喧伝されたフレーズ「レコードは劣化する」なんてのが笑い話に思えてくる。レコード・プレイヤーの針が物理的に盤面に触れて溝から音を拾って、それをアンプで増幅するのに対し、CDはレーザー光の反射を読み取るので接触がないから... というのだが、その発想はSP、78回転10インチで割れやすく重たいレコードが中心となっていた1950年代以前のことじゃないのかね。なにせ針圧が120gの鉄針で再生するのだ。それを考えると、大好きなレコードのことを「すり切れるほどよく聞いた」という表現は理解できるが、2g前後の適正針圧を持つダイアモンド針が主流の時代にそれは大げさだろう。本当かどうか、オーディオ機器メーカーによると、劣化するのはレコード針で、盤ではない。だからこそ、ある程度使ったレコード針は交換しないといけないのだ。

 その一方でCDは劣化する。品質にもよるんだろうが、80年代から90年代初めのUK盤にはかなりひどいものがあった。盤面の銀色がかすかに銅色に変色したり、薄いプラスティックの保護膜に挟まれたアルミニウム蒸着膜に小さな穴、気泡のようなものが出現したり... そうなると、全く再生できなかったり、先に進めないというので、CDが産業廃棄物と化すのだ。もちろん、保管するには高温多湿を避けるという注意書きはある。が、CD専用にワインセラーのようなケースをそろえる人なんていないだろうし、普通ならレコード同様棚に並べているだけ。それでもレコードにはあり得ない劣化を目の当たりにする。

The Cure ‎– Lullaby

 

 もちろん、保管の仕方によってレコードに黴が生えたり、扱いが悪ければ傷を付けることもあるだろう。が、レコード盤に付着した黴は至極簡単に落とすことができるし、かすかな擦れはほとんど音には反映されない。多少の傷なら、補正してしまうという鬼のようなレコード・コレクターも存在する。多少のノイズが出るかもしれないが、少なくとよほどのことがない限り再生できなくなることはないといっていいだろう。

 それだけではない。アナログの方が音がいい... と断言すれば、異論反論あるだろう。それは個人的な趣味にも依存するので、絶対的ではない。が、少なくとも、同じ音源をデジタルとアナログで聞き比べれば、後者の方が遙かに心地よいと口にする人の方が多数派だ。そして、一度その魅力にはまると抜けられなくなってしまうのだ。

 加えて、フィジカルだからこそ成立するジャケット・アートの世界も見逃せない。若き日のアンディ・ウォーホールがブルーノートというジャズ・レーベルに残した作品の数々やマティ・クラーワインが起用されたマイルス・デイヴィスの名盤『ビッチェズ・ブリュー』、あるいは22面体を持つ横尾忠則によるサンタナの『ロータスの伝説』など、部屋に飾っておきたくなるほどの魅力に溢れている。

アンディ・ウォーホールが手がけたジャケット・アート

 

 が、デジタルだとモニター・スクリーンで目にすることはできても、現物を手にとって触れることはできない。同じように、ちっぽけなCDジャケットをどれほどデザインしたところで、その迫力は12インチ(約30cm)がベースのLPには遙かに及ばないのだ。例えば、22面体の紙ジャケットCDで復刻された、前述の『ロータスの伝説』。その実物を手にしたときには、そのしょぼさ加減に笑うしかなかったように思う。もちろん、サイズの小さいシングル・レコードやCDのアートを否定するわけではないんだが、ことアートに関する限り、LPの方が遙かに楽しませてくれるのだ。

サンタナ|ロータスの伝説
Santana - Lotus|RECORD CITY

Santana - Lotus
 1)Meditation
 2)Going Home
 3)A-1 Funk
 4)Every Step Of The Way ...

 また、長時間収録を誇ったCDが、アナログの世界ではできなかったことを可能にしたとも言われたものだ。その好例がサザン・ロックからジャム系の世界では象徴的な存在、オールマン・ブラザーズの名盤『Eat A Peach』。「Mountain Jam」という約33分間の曲が、アナログでは途中でフェイドアウトして、次の面で残りがフェイドインしてくるのだが、それを初めて通して聴くことができたのがCDになってから。ただ、80分近い収録時間がいいのかと問われれば、まるで意味がないというのが正しいだろう。人間がふつう集中して音楽を聴くことができるのはLPの片面に匹敵する20〜30分といわれている。それ以上になると「聴く」のではなく「耳に入る」あるいは「聞こえている」ものでしかない。さて、音楽って、その程度のもの? それならそうでいいだろう。でも、じゃないとすれば、長時間収録にそれほどの意味があるとは思えないのだ。

 

 と、さまざまな経験を重ねてきた音楽愛好家として言えるのは、音楽を聴くなら、アナログが一番ということ。では、レコードを楽しむにはどうすればいいのか? 宝物のレコードに磨きをかけるにはなにが必要なのか? このコラムではそのあたりをお知らせしながら、読者をアナログ・レコードの世界に引きずり込んでみようと思う。

文責:円盤太郎(実は、花房浩一)

連載コラム【アナログ・レコードは永遠に不滅です!】は毎月下旬の更新です。
次回もお楽しみに!

 

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